DOGDOMのエナオです。
ついに私の知識と経験と愛を全部詰め込んだお散歩会が始まりました。
予定では1月中に1万部チラシを配る予定が、いまだに半分配れてません(笑)
が、順調にお申込みをいただいて、予定通り2月からスタートできました。
初回は吠えクラス。平日にもかかわらず当時申込完了メンバー全員参加してくれました。
吠える=しつけ不足というイメージが一般的に強いため、まじめな飼い主さんほど思い詰めていらっしゃる。
本当は言いたくないNOを言い続け、厳しく指導しても、うまくいかない。
肩身が狭く、お散歩はすれ違う人に謝りながら、犬を避けて歩く日々。
トレーナーに怒られたとか、匙を投げられたとか。
厳しいレッスンで悪化して、あきらめていたとか。
私も身に覚えがあります。ありまくります。
もう、どうにもならなかったら山奥に引っ込んで、誰にも会わないように、愛犬とふたりきりで暮らそうと、本気で思っていました。
どうにか、愛犬を受け入れてくれる動物病院さえ見つけられれば、それでいいや…と。
お散歩会メンバーの飼い主さんの話を聞いていると、当時のことを思い出します。
それほど思い詰めた、激吠え激噛み犬だった愛犬。外に置かれたクレートの中で、犬がいっぱいのお散歩会を横目に寝てましたけど(笑)
(たまに出してあげたいんだけど、バタバタしたまま終わるのでした)
何回かご参加いただき、ほとんどの子が緊張が解け、観察も完了し、そろそろ本格的にスタートというところに来ました。
吠えるまたは突っ込む理由はそれぞれで、シンプルに興味・好奇心が強い場合、群れのリーダーとして守っている意識が強い場合、好奇心と恐怖が混ざった葛藤からパニックになっている場合、怖がり由来のやられる前にやっちまえ精神の場合、上下関係を白黒はっきりさせないと気が済まない場合、排他的で自分のスペースや群れを邪魔されたくない場合など…実にさまざまです。
これらの理由をよく考えて、アプローチしていかなくてはなりません。
欲求や感情を、抑え込むには限界がある。だから、エネルギーの強い犬は「無理」と言われたりするわけです。
もしくは、多頭などで状況が複雑であれば、ひも解くのは知識と根気のいる観察が必要なので、難しいとか。
トラウマとなっている出来事があれば、トレーニングではなくリハビリに近いため、難しいとか。
こういった理由で、「迷子」になった子たちが、お散歩会の吠え・パワフル・怖がりクラスにじわりじわり集まって来てくれています。
完全にあきらめないでくれていて、よかったです。
心折れるようなエピソードを、みなさんお持ちなんですが、よくぞうちに辿り着いてくださった。
やれることいっぱいありますから。
全部やりきって、打つ手なくなるまで、あきらめずにいきましょう。
難しい子ほど、犬の心理に沿って、スモールステップでやっていくことが大事です。
1回の参加で0.1ミリの進捗がちょうどいい。
「なーんだ、なんでもないじゃん」と思ってもらいながら、ちょっとずつハードルをあげていく。
これなら余裕、これなら余裕、……その繰り返しで成功体験を積み重ねて、気付いたら普通に散歩ができていた。
これが成功ルートです。
よくある質問の代表として「どう止めたらよいのか」というのがあります。
止まらないですよね?と答えます。
叱って止まるのは、普通の犬です(笑)
個性豊かな犬たちは、止まってはくれません。
力技で黙らせたとして、関係性にヒビが入ったり、結局次回繰り返すのであれば、マイナスです。
止め方や叱り方にもコツはあるけれど、根本的には解決しないという、個性強い子たちばかりなわけです。
観察して、行動の理由を理解して、作戦を立てて、「吠えない・突っ込まないお膳立て」をすること。
成功させて、あたかも愛犬が自らその状況を作った天才かのように褒め、「悪い気はしないな」と思わせたら勝ち。
欲張らず、そこで終えて、次回につなげていきます。
成功を当たり前にし、反復し、擦り込んでいきます。「これが当たり前」と。
チリツモ作戦が通用しない子はいないのです。
失敗した時は、いきなりハードルを上げすぎたか、バランスが崩れていたかです。
心と体のバランスを整えるために着目したいポイントがいくつかあります。
お散歩会で順次説明予定です。
失敗にも必ず理由があり、その要因を取り除き、調整していく。
理屈を並べただけで「やることいっぱいありそう」と分かっていただけるかと思います(笑)
急がば回れなので、道のりは長いですが、楽しみながらやっていけば、あっという間に過ぎていきます。
私はうちの子が5歳になった前後、あまりにあっという間だったことや、穏やかで逞しい犬に育ったことや、吠えも噛みも困ることはなくなったことで、数カ月間ことあるごとにメソメソ泣いていました(笑)
一生行けないと思っていた小さなカフェに行って一度も吠えずにいたことや、初対面の人と打ち解けて探検隊をしたことや、もはや私の仕事に付き添って、犬と普通に共存してること自体が奇跡で、驚きました。
普通に散歩できればいいや、と、そこまで求めていなかったので。
うちの子のケースがすべてで通用するわけではありませんが、心もちの話です。
楽しみながらやりましょう。
犬の一生は短いですから、後悔しない日々を過ごしましょう。
これが私のモットーです。
私は、厳しくばかりして、楽しい時間が短くなるくらいなら、やらなくていいと思っていました。
道中も楽しみながらやることがマストでした。
お客様によって、事情はいろいろおありですし、尊重します。
ある程度急ぐことが必要な場合もあるでしょう。
が、今のところ基本的にはみなさん同じようにお考えのようで、個性強め仲間で認め合い、ゆったりした心でやっていけそうです。
これもあるあるなんですが、「スクールでは良い子。飼い主だとだめで…。」という話。
これはね、当たり前だということを申し上げたい(笑)
犬は群れの意識が強いです。
群れ=家族のことです。
家族か、それ以外か。その線引きは明確なんです。
スクールやトレーナーを「知り合い」「好きな人・場所」と思っていたとしても、自分の属する群れがそこじゃないことは当然分かってますから、自分の群れに戻ったときに、振る舞いが変わるのは当然です。
もちろんプロだから扱いがうまく、飼い主はそうではない、というのもありますが、それを十分にレクチャーするのはプロの仕事ですから、飼い主が責任を感じて「私のせいかも・・・」と自責の念にかられる必要はありません。
みなさん一生懸命愛犬を思ってらっしゃる。
負の感情は一旦手放して、難しい子を育てるからこその楽しみを感じていただける場にしたいと思っています。
私は見た目よりいろんなことを考えているタイプでして(笑)
お散歩会では犬を見ることに全神経を使っており、口もうまくないので、言葉足らずになりますが、思っていることはたくさんあります。
たまに、忘れないうちにここで書いていこうと思います。
こうしていろんなお客様と出会えて、「飼い主と愛犬が練習できる環境」を貴重だと言っていただく機会が増えました。
私も、トレーナー時代ですら、雇われの身では自分の犬を充分な環境で練習させてあげることができず、やっとベストな環境を整えることができました。
もっと飼い主と犬の関係性をメインにした練習ができる場所が必要だと、常々考えてきました。
自分自身まだまだ愛犬に教えてあげたいことがあり、きっとメンバーのみなさんと一緒にやっていけると、希望を持っています。
あとは、チラシの配布をする気合を失わないように、頑張りたいと思います(笑)
こんなふうにただ思いのままに書いておりますが、もし興味ある方はたまにのぞいてみてください。
「こういうテーマで書いて」というのも、募集しています。
お読みいただきありがとうございました。
